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ファイナンシャルリテラシーを身につけよう

人間ならば誰にでも、現実の全てが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。― ユリウス・カエサル

セミリタイアに向けて資産の構築に取り組んでいるわけですが、お金に対する知識はとても重要だと感じています。自分がそうあってほしいと思うことしか気にしないのではなく、現実的なお金に関する知識を身につけたいと思っています。

 

1.ファイナンシャルリテラシーとは?

ファイナンシャルリテラシーとは、英語でFinancial・Literacyと書きます。リテラシーというのは、適切に読み書きできる能力のことです。

つまり、「金融について読み書きできる能力」ということになります。お金についての知識や見解を持っていないと、うまい話にだまされたり、知らず知らずのうちに損をしてしまっているかもしれません。せっかくの大事なお金ですから、きちんとした知識を持って、ムダにしないようにしたいですね。

2.資産を増やす方法は、3つしかない

資産を増やす方法は、原理上3つしかありません。

①稼ぐ(収入を得る)

②なるべく使わない(支出を抑える)

③増やす(運用する)

資産は、この3つのカテゴリーで決まります。ですから、世間で出ているお金に関するハウツー本は、これらのどれかに当てはまります。

そして、この3つのことを実践していく上で、正しい知識を持っていないと、世間のうまい話に流されて、「お金」で失敗して、虎の子の資産を失ってしまうかもしれません。

ですから、ファイナンシャルリテラシー(金融に関する正しい知識)を身につけることが、効率的に資産を増やすことにつながります。

3.うまい話にはご注意!

ファイナンシャルリテラシーとは、ちょっと違うかもしれませんが、うまい話にダマされないことも立派なファイナンシャルリテラシーだと思います。

例えば、次のようなお話はどうでしょうか。

かつてサッカーワールドカップで、試合の勝敗を予想し見事的中させたタコが話題になったことがあります。次々に試合の勝敗を的中させるので、メディアで大いに話題になりました。今年のロシアワールドカップでも、様々な国で様々な動物で予想する試みがされていたようです。もちろん、日本でも。

おそらく、世界中の動物園や水族館で、何百という動物が占いをさせられていたのでしょう。ほとんどは、当たったり外れたりでしょうが、中には偶然にも2回、3回と続けて的中させた動物が出てきても不思議ではありません。そして、そういった動物だけが、メディアで取り上げられて話題となるのです。原理的には、すべての勝敗の組み合わせに対応する予想をする動物を用意しておけば、必ず全て的中させるものが出てくるのです。

占いタコの話は、ほほえましいニュースで済みますが、現実にはこれによく似た詐欺があるのです。

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ダイレクトメールで株の上がり下がりを必ず的中させるというものを送るというものがあるそうです。5回連続で株の相場を当てて見せて、続きが知りたかったらお金を払ってね、というものです。もうおわかりかと思いますが、からくりはこうです。

まず、最初に500人に株が上がるという予想を送り、500人に下がるという予想を送ります。そして、2回目に、当たったほうの500人のうち250人に上がる、残り250人に下がると予想したメールを送ります。これを繰り返せば、5回連続で予想が当たった人が出てきますので、彼らに対して、続きが知りたければ、お金を払うよう仕向けるのです。

うまい話には、くれぐれも用心しましょう。

4.まとめ

効率的・合理的に資産を形成していくためには、お金に関する正しい知識が必要です。そして、それを成果に生かすことが必要です。

また、ファイナンシャルリテラシーに関することも書いていきたいと思います。