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書評

日本は「パンとサーカス」の国

2月に入ってからというもの、東京オリンピック組織委員会の森会長の失言を巡る問題ばかりが、テレビで流れていました。 夜のニュース番組を見るたびに、同じことを取り上げていましたから、昼間のワイドショーなんかも、そのことで一色に染まっていたのでし…

企業の9割が「忘年会」を実施せず→大歓迎です!

先日、こんな記事を見かけました。 「国内企業の約9割が今年は「忘年会」を実施せず」 記事によりますと、 「新型コロナウイルス」感染拡大が全国に広がり、第三波が鮮明になる中、年末年始の恒例行事である忘年会や新年会を、今年は「開催しない予定」の企…

【書評】カミーノ!女ひとりスペイン巡礼、900キロ徒歩の旅

私は考え事や悩み事があると、よく散歩しています。ちょっとカッコつけて言うと「思索にふける」って感じでしょうか。 とはいえ、歩き始めこそ、いろいろ考えごとをしますが、風景を眺めながらひたすら歩いているとだんだんと頭の中が空になっていく感じがす…

【書評】思い立ったら隠居-週休5日の快適生活を読んだ感想

最近、書店で見つけた本です。 [rakuten no="9784480436849" shop="book" kw="思い立ったら隠居 週休5日の快適生活 (ちくま文庫 おー72-2) 大原 扁理"] 以前にも紹介した「年収90万円でハッピーライフ」と同じ著者である大原さんの著書です。 https://ti…

【書評】「アダムの運命の息子たち」DNAが明かす人間の欲望の深淵

貧富の格差、暴力、紛争・・・こうした現在の人間社会を作り出した影の存在は、実は「DNA」であるー 目に見えない、そして普段意識することのないDNAにそんな力があるとは、信じがたいのですが、今回紹介する本でそのことが明らかにされます。 [rakuten id="…

【書評】「パンツの面目ふんどしの沽券」~パンツを巡る奥深い世界

ちょっと前に出版された本ですが、本棚を整理しているときに見つけて久しぶりに読んだのがタイトルの本です。 [rakuten no="9784480424228" shop="book" kw="パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫) 米原万里"] 著者は米原万里。既に故人ですが、元々ロ…

【書評】「80時間世界一周」格安航空乗りまくり悶絶ルポ

最近、こんな本を読みました。 [rakuten id="renet20:10425259" kw="【楽天市場】【中古】80時間世界一周 / 近兼拓史:ネットオフ 送料がお得店"] 「80時間世界一周」 書き間違いではありません。 「80日間」ではなく、「80時間」です。「80日間世界一周」…

【書評】「奴隷のしつけ方」に学ぶ古代ローマ式労務管理法

読んだ次の日から奴隷の態度が変わりました!(40代・貴族) 私にも買える!と自信がつきました。(20代・自作農) 古代ローマ貴族が教える奴隷マネジメント術の決定版がついに文庫化! これが最近読んだ本「奴隷のしつけ方」の帯の紹介である。 [rakuten no…

海外旅行気分が味わえるおすすめ紀行番組を紹介します

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続いていますね。緊急事態宣言も1カ月延長されるようです。 みんな「コロナ疲れ」になっているみたいですが、私は在宅勤務になって会社に行かなくなって、むしろ「コロナ元気」になっています。 旅行にもなかなか行けな…

1人のバカは1人のバカである。2人のバカは2人のバカである。1万人のバカは「歴史的な力」である

バカは恐ろしい。 新型コロナウイルスで外出自粛が強く求められているにも関わらず、パチンコ店は人であふれ、浜辺はサーファーであふれ、観光地周辺は車の行列ができている。 「バカどもが攻めてくる!」 「バカども押し寄せてくる!」 「江の島もやられた…

【書評】FIRE-最強の早期リタイア術-最速でお金から自由になれる究極メソッド

FIREに関する本が発売されていました。 それが、今回紹介する「FIRE-最強の早期リタイア術-最速でお金から自由になれる究極メソッド」です。 [rakuten no="9784478108574" shop="book" kw="FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソ…

「内向型人間」はセミリタイアした方が幸せになれる

最近、こんな本を読みました。 [rakuten no="9784396115944" shop="book" kw="内向型人間だからうまくいく (祥伝社新書) カミノ ユウキ"] 一般的に「内向的な性格の人」というと、マイナスのイメージがあるように思います。内に閉じこもる、積極的ではない…

【書評】「イヴの7人の娘たち」遺伝子で辿る人類の遙かなる旅路

今回は、「イヴの7人の娘たちー遺伝子が語る人類の絆」をご紹介したいと思います。 [rakuten id="bookfan:12193163" kw="【楽天市場】イヴの七人の娘たち 遺伝子が語る人類の絆/ブライアン・サイクス/大野晶子【1000円以上送料無料】:bookfan 2号店 楽天…

【書評】『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』はセミリタイアの確かな道しるべを示してくれる

最近、こんな本を書店で見つけ読んでみました。 「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」。 [rakuten no="9784478108192" shop="book" kw="父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え ジェイエル・コリンズ"] 著者はジェイエル・コリンズ…

【書評】『ウソつきの構造-法と道徳のあいだ』であぶり出されるこの世の実態とは?

最近読んだ中島義道氏著の「ウソつきの構造-法と道徳のあいだ」をご紹介します。 [rakuten no="9784040822792" shop="book" kw="ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書) 中島 義道"] この本で問題としているのは、「振り込め詐欺」や「悪徳商法」の…

【200年早すぎた男】皇帝フリードリッヒ2世の生涯とは?

「ローマ人の物語」で知られる塩野七生氏の著書「皇帝フリードリッヒ2世の生涯」を読みました。 中世の神聖ローマ帝国の皇帝、そしてシチリア王国の王として君臨し、既存の価値観にとらわれることなく自らの信念を貫いて時代を駆け抜けた「反逆児」の生涯を…

【書評】「FIRE-最速で経済的自立を実現する方法」

先日、書店でこのようなタイトルの本を見つけました。「FIRE」つまり、アーリーリタイアに関する本ですね。 私のようにセミリタイアを意識している人間にとっては、「これは!?」と手にとってしまうような本ですが、そうでない人にとってはどうなんでしょう…

読書習慣をつくるための5つのステップ【本の虫が解説します】

読書はとてもおもしろいものです。 かくいう私もよく本を読んでおり、読む本がなくなると「禁断症状」が出てしまう(?)もちろん、セミリタイア後も読書が人生の「相棒」になることは間違いありません。 とはいえ、世の中には読書の習慣をつけたいと思いな…

【書評】「私の嫌いな10の人々」を読むとますます人間が嫌いになる

私がよく読む中島義道氏の著書「私の嫌いな10の人々」をご紹介したいと思います。 以前にご紹介した「私の嫌いな10の言葉」の姉妹本とも言えるものです。 https://tiberius-caesar.com/watashi-kirai-10kotoba-syohyo 前著でも鋭い舌鋒を飛ばしていた中島氏…

【書評】年収90万円でハッピーライフを読んだ感想

セミリタイアを目指しているティベリウスです。 こんな本を読みました。 [rakuten no="9784480436078" shop="book" kw="年収90万円でハッピーライフ (ちくま文庫 おー72-1) 大原 扁理"] 著者の大原さんは週2で働く(つまり週休5日)で生活している方で、こ…

「進化論」でセミリタイアを考えてみる

最近、こんな本を読みました。 『「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する』(橘玲著) [rakuten no="9784480816795" shop="book" kw="「読まなくてもいい本」の読書案内 知の最前線を5日間で探検する 橘玲"] 橘さんの著作は、とて…

FPが実践"飲み会やめたら人生が変わる"を読んだ感想

最近こんな記事を読みました。 FPが実践"飲み会やめたら人生が変わる" このブログでも何度も「飲み会」の非生産性について語ってきました。飲みたい人は飲めばよいのです。しかし、何かといえば「親睦」ということで飲み会をしたがる。それも半ば全員参加で…

仕事よりプライベート優先「東大院出てもUターン就職~」を読んだ感想

このような記事を読みました。 東大院出てもUターン就職。東京より地元、転勤より家族、就活しない……親世代とは変わる優先順位 近年、仕事や会社で働くことに対する価値観の変化しているといわれていますが、この記事を読むとそのことがよくわかります。 記…

中高年の引きこもり61万人!親にできることはあるのか?

先日、テレビや新聞で割と大きく報道されていましたが、内閣府が初めて調査した「中高年」の引きこもりについて、その人数が約61万人というものでした。 中高年の引きこもり“61万人超”… これまでは、15歳~39歳の若年層の調査しか行っていなかったそうですが…

過労死する前になぜ退職を選ぶことができないのか?

先日、ネットのニュースでこのようなものを読みました。 「24歳の彼は、正社員のなった翌月、寝ずに働いて過労事故死しました。」 記事タイトルで言及された男性は、徹夜で働いたあとにバイクを運転し、電柱にぶつかって亡くなったそうです。24歳という若さ…

【書評】「働くことがイヤな人のための本」を読んだ感想

またまた、私が好きな中島義道氏の著書から。 タイトルからしてストレートなものですが、内容は実に奥が深い本です。 ただ、この本は、セミリタイアを指南する内容ではありませんし(通ずるところはありますが)、読んだら「明日から仕事をがんばろう!」と…

【書評】「私の嫌いな10の言葉」から考えるこの世の欺瞞

今日は、中島義道氏の「私の嫌いな10の言葉」をご紹介したいと思います。中島氏と言えば、以前にこのブログでもご紹介した「人生を<半分>降りる」の著者でもあります。 私は中島氏の著書から大きな影響を受け、セミリタイアを考えるきっかけにもなりました…

書評『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を読んだ感想

目標:真に自由な人生を生きること 自由:何ものにも束縛されない状態 経済的独立:国家にも会社にも、家族にも依存せず、自由に生きるのに十分な資産を持つこと 近道:最短距離で目標に到達できる、少数の人しか知らない方法 黄金の羽根:制度の歪みから構…

【書評】『お金は寝かせて増やしなさい』はインデックス投資の入門書

私が「インデックス投資」というものを知ったのは、水瀬ケンイチ氏著の「お金は寝かせて増やしなさい」でした。 タイトルだけみると、なんだかマルチ商法的なアヤシイ感じがしたのですが、内容が気になって手にとってみたのです。 ちょうどセミリタイアした…

【書評】『グッドフライト・グッドナイト』~空は自由の象徴~

人はなぜ空に憧れるのだろう。 それは、きっと空が「自由」の象徴だからー 著者がそう語ることには、とても共感できる。空ならば、何にも縛られず、上下左右に自在に動き回ることができる。空ほど、自由を体感できるものはないだろう。 私も、セミリタイアし…