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「株価暴落」という神様からの贈り物をありがたく受け取りましょう

連日続く「新型コロナショック」

経済への影響が懸念されていましたが、世界中の株式市場で動揺が発生し、「暴落」と言ってよいような状況が発生しているのは周知のとおりです。

ニューヨーク株式市場でも、2,000ドルを超える下落が1週間のうちに2回も発生するなど異常事態となっています。

1,000ドルを超えるアップダウンにもなんだか慣れてきてしまいました。

とはいえ、見る見る資産が減っていくのはつらいものがあります。私も1カ月前まではプラス17~18%くらいの含み益がありましたが、あっという間にそれも吹き飛び、一気にマイナスに転じてしまいました。

でも、実はこの「新型コロナショック」は「神様からの贈り物」なのではないかと思うのです。

なぜ「暴落」が「神様からの贈り物」だと言えるのか?

「大暴落」はレアな出来事

今回の新型コロナショックが、歴史上どれくらいの規模の経済危機として名前が残るのかはまだ分かりませんが、少なくとも「リーマンショック」などと同じように後世語られる歴史事件になるのは、まず間違いないでしょう。

ニュースや新聞でも、「リーマンショック以来」とか「ブラックマンデー以来」という言葉も頻繁に聞きます。

リーマンショック以来であれば約10年ぶり、ブラックマンデー以来であれば約30年ぶりの出来事です。

過去を振り返ってみれば、数々の経済的危機があり、そしてそれを乗り越えて株価は上昇してきました。基本的に株式市場は右肩上がりですが、時折思い出したように「暴落」が発生します。

今回の暴落もそうした出来事の一つなのです。20~30年に一度の出来事であれば、人生の中でも数回出会うかどうかという「レア」な出来事でもあるのです。

「神様からの贈り物」である理由

当然のことながら、暴落しているときは「割安」な値段で株式に投資することができます。

暴落しているということは、人々がパニックになって何でもかんでも「投げ売り」をしているということですから、実態以上に安くなっていることが想像できます。

そんな時に冷静に投資を続けることができれば、後々株価が回復したときに大きな果実を手にすることができるでしょう。

そう、神様が絶好の投資チャンスという贈り物をしてくれたのです。それも10年~20年に一度あるかないかというような。

これを活かせば大きく資産を増やす可能性が高まることでしょう。

私も投資を始めて3年目ですが、早いうちに暴落を経験できてよかったと思います。大きく資産を増やすことができる大チャンスが早くも訪れたのですから。

障害となる敵は「自分自身」

ただし、この「贈り物」を受け取って活かすことができる人はあまり多くないのです。

なぜなら、暴落する前からすでに投資をしていた場合には、すさまじい痛手を被ることになるからです。

テレビに映る株価を見て頭を抱える人々、アクセスが集中してつながらない証券会社のサイト、新聞に躍る「暴落」の文字、そして何より日に日に目減りしていく自分の資産・・・・・

そんな状況に耐えられず市場から退場してしまう人も多いのだと思います。

私も含み損がどんどん増えていく状況は決して気分のいいものではありません。でも、過去の例を見る限り神経のずぶとい一握りの投資家だけが生き残り成功してきたのも、また事実です。

だから本当はパニックになる自分自身が真の敵だとも言えるでしょう。暴落が起きれば傷つきます。でもそれに耐える胆力こそ、本当に必要なものなのかもしれません。

10年後も続いていると思いますか?

あくまで長い目で見れば世界市場は成長し続けることにベットするのがインデックス投資です。そうであれば今退場する理由はどこにもありません。10年後、20年後には株価が上がっていると思うから、投資しているのです。ときどき暴落が起きるのも想定の範囲内なのです。

新型コロナウイルスもいずれ収束するでしょう。10年後もこの騒動が続いているとは考えられません(まあ、10年後には別のトラブルが起こっているでしょうが・・・)

リーマンショックのときだって、もう世界は終わりかのような状況でしたが、10年後には見事に回復していたではありませんか。

今回の騒動がどれくらいで収束するのか、そしてどれくらいの期間で株価が回復するのかは分かりません。

それでも珍しい「神様からの贈り物」をありがたく頂戴したいと思います。まあ、このまま積み立てを続けるだけなのですが。よい結果に結び付くことを祈るばかりです。