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会社に行きたくない~セミリタイア15ヵ年計画

"生きることをやめる土壇場になって、生きることを始めるのでは、時すでに遅しではないか" ― セネカ

はじめに

はじめまして、ティベリウスと申します。

私は、20代後半の平凡な会社員です。私は、会社に行きたくありません。

毎日、毎日電車に揺られて、通勤している途中で、「行きたくない、行きたくない」と心の中で、呟きながら通勤していました。会社に行きたくない理由としては、職場での人間関係もありますし、仕事自体が何のためにやっているのか、よくわからないのです。

毎日、どうでもよいことをなぜしなければならないのか、やっていて、虚しくなってくるのです。生きていくためというのは、分かっているのですが、自分の人生とまったく関係のないことを、一日の2/3くらいの時間を拘束されてまで、やることなのかという疑問が頭の中で常に渦巻いているのです。

みんな、そんな疑問を感じたりしていないのか不思議なのです。あたかも、みんなの為、社会のため、会社のために真面目に仕事に取り組んでいるように見えるのですが、みんなホント?と尋ねてみたいところがあります。また、仕事以外の場面でも、飲み会などの付き合いも私にとっては、苦痛でしかありません。

仕事そのものも、私には精神的に負担に感じています。仕事自体は、真面目にしているつもりなのですが、なにぶん要領が悪く、ほかの人のようにサバサバとこなすことができません。休みの日も、週明けの仕事の不安が頭をよぎって、どこか沈んだ気持ちが続いてしまいます。なんだか、逃れられないアリ地獄に絡めとられたような束縛感に、心が悲鳴を上げているような感覚です。朝が来ると、本当に憂鬱な気分になります。

セミリタイアを目指したきっかけ

そんな感じで、「行きたくない、行きたくない」と思いながら通勤していると、あるときそれが、「生きたくない、生きたくない」というものに変わりつつあることに自分で気がついたのです。

このままだと、本当にマズイことになるのではないかと思い、どうにかしなければと思いました。そして、そんなに会社に生きたくないのなら、本当に会社に行かなくても済むようにすればいいのでは、と考えたのです。計画的に会社を辞めればよいのだと思ったのです。

ネットで、いろいろ調べているうちに、セミリタイアという概念を知りました。定年よりも早く会社を辞め、完全リタイアでないにしても、自分の自由な時間を使えるようにするというものです。仕事に追われることもありませんし、会社の人間関係や付き合いに悩むこともなくなるのです。なんと、すばらしいのだと思いました。

また、ある書籍を読んだことも、セミリタイアに心が傾くきっかけとなりました。

影響を受けた書籍

まず、影響を受けたのが、中島義道氏の「人生を<半分>降りる」という本です。中島氏は、哲学者で、カント哲学が専門なのですが、人生の生き方として、この本はとても共感することができました。

冒頭に引用したセネカの言葉も、上記の本で紹介されていて知りました。本当にそのとおりだと思いました。会社勤めをしていて感じていたモヤモヤは、これだったのだと思いました。

書籍の内容については、またの機会にご紹介したいと思いますが、「人生を<半分>降りる」とは、半隠遁すること、できるだけ自分の時間を確保すること、ということです。「べつに辞表をたたきつける必要はなく、月給だけもらってなるべく好き勝手なことをする。そのためには細かな計算をして「必要がない」と思ったことからは、さっさと手を引く。そして人づきあいを制限して孤立して自分が今生きておりもうじき死ぬことだけを考える。」ということです。

中島氏は、会社を辞める必要はないと言われていますが、人生を半分降りるの延長上には、セミリタイアがあるのではないかと思っています。セミリタイアを目指す上での、精神的影響を受けたといったところでしょうか。

[rakuten no="9784480424129" shop="book" kw="人生を〈半分〉降りる 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫中島義道"]

また、水瀬ケンイチ氏の「お金は寝かせて増やしなさい」セミリタイアへの考えの参考になりました。水瀬氏は、「インデックス投資家」として、ブログや書籍で、そのことを紹介されています。

セミリタイアを考え始めたときに、気になったのは、どのくらいの資産があればよいかということです。普通に貯金しているだけでは、足りないと思い、資産運用が必要だと思っていました。そこで、水瀬氏の書籍で、インデックス投資のことを知り、すぐには資産は増やせないけれども、ある程度の時間をかけて、投資信託などを積み立てていけば、それなりの資産を築くことができるのではないかと思いました。この本からは、セミリタイアを目指す上での、現実的手法の影響を受けました。

[rakuten no="9784894517837" shop="book" kw="お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ"]

目標

セミリタイアを目指していますが、いろいろと考えてブログタイトルにあるように、15カ年計画をぼんやりと考えています。

〇年齢:40代前半

〇目標資産:6,000万円~7,000万円(願望も込めての金額です)

としました。計画の詳細については、また別の機会に書きたいと思いますが、今のところこんなことを考えています。

計画実現のため、資産運用(インデックス投資、個別株)、節約、ファイナンシャルリテラシーを身につけることなどをやっていきたいと思います。

セミリタイアへの道は、まだまだ始まったばかりですが、「ローマは一日にしてならず」の精神で、がんばりたいと思います。