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無料版でも十分!マネーフォワードで登録機関を増やす裏技!

マネーフォワードというアプリをご存じでしょうか。いわゆる家計簿アプリで、銀行口座やクレジットカード情報などを連携しておくと、そこから支出のデータを取得して、自動的に家計簿をつけてくれるというものです。

いちいち手入力する手間がかからず、自動的に集計して収支を出してくれます。これならズボラな人でも簡単に家計の支出をチェックできますね。(もちろん手入力で補足することもできます)

このマネーフォワードは、基本的に無料で月500円を課金すると、使えるサービスの範囲が広がるのですが、私は無料で十分だと思っています。今回は、無料版を1年間使ってみて、無料版を十分使いこなすためのテクニックをご紹介したいと思います。

マネーフォワードでお金の「見える化」ができる

マネーフォワードでは、連携できる金融機関も多いので、銀行口座以外でも証券会社の口座と連携すれば、保有している株や投資信託の損益を確認することもでき、自分がどれくらいの資産を保有しているのかも把握できます。

セミリタイアに向けて「お金」の対策をするために、私も1年前からマネーフォワードを導入し、お金の流れの「見える化」を実行しました。おかげで、自分の総資産や毎月の収支を確認することができ、セミリタイアへ向けた資産運用・節約の取組に生かすことができています。使っているのは、もちろん「無料版」です。

有料版との違いは?

①無料版では過去1年間のデータしか見ることができません。

有料版では、過去のデータに制限がありませんが、無料版では過去1年間分のデータしか見ることができません。つまり、1年以上前の収支の記録などは見ることができないということです。

ただ、私は毎月の収支の大まかな記録は、別途エクセルで保存しているので、特に問題には感じていません。月に1回マネーフォワードの家計簿データをエクセルに転記しておけばOKです。どうしても、過去のデータを残しておきたいという場合は、このようにしておけばよいと思います。「無料」ですから、これくらいの手間はかけましょう。

②データのグラフ表示が制限される

有料版では、例えば毎月の支出の内訳を円グラフで分かりやすく表示してくれる機能があるのですが、無料版の場合はこれがありません(PC版)。

また、総資産の内訳(現金が○%、株が○%…)もスマホ版では表示してくれません。

とはいえ、絶対いるかと言われれば、そうでもないといったところではないかと思います。なので私は特に気にしていません。

③連携できる口座数に上限がある

有料版との違いで、一番大きいのは「連携できる金融機関の数」だと思います。有料版では、数に制限はありませんが、無料版だと10個に限られます。

私も、IPO投資の関係で証券会社の口座をたくさんもっているので、それらもすべて連携させようと思えば、10個ではとても足りません。なので、次のような「裏ワザ」はいかがでしょうか。それは、複数のマネーフォワードを使うというものです。

複数のマネーフォワードを使って口座数の上限を克服!

実は、マネーフォワードにはいくつか種類が存在しています。普通のマネーフォワードのほかに、例えば「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」のように特定の金融機関の名前を冠したバージョンが複数存在します。

機能的には、全く違いはなく、無料なのも一緒です。また、その名前を冠した金融機関の口座も持っている必要はありません。

なので、アカウントさえそれぞれで作れば、複数のマネーフォワードを使うことができるのです。

ということで、例えば20個の金融機関と連携したい場合は、まずメインとなるマネーフォワードには、収支の動きがよくある金融機関を集中して登録します。そして、そんなにお金の出入りのない残りの金融機関を、別のマネーフォワードに連携します。そうすれば、どちらも無料版で20個の金融機関を登録することができるのです。

さらに、サブのマネーフォワードの金額の総計を、メインのマネーフォワードで「財布」として登録すれば、総資産の額も把握することが簡単になります

「財布」は元々、手元の現金を反映させるためのもので、手入力します。これは、金融機関と連携させるわけではないので、上限10個には含まれません。また、複数の「財布」を登録することもできます。

この「財布」に、サブのマネーフォワードの総額を手入力しておけば、メインでサブも含めた総資産の金額を把握することができます。

私は、IPOの関係で証券口座の数が多いので、サブを2つ作ってメインを含めて総計で30弱の金融機関を登録しています。IPO用の証券口座においてあるお金は、現金でおいてあるだけで金額の変動はありませんので、サブですべて登録し、その合計をメインの「財布」の金額として入力することで、総資産額の把握ができるようにしています。

お金の流れをチェックする習慣をつけよう

ここまで、マネーフォワードを無料で使うためのテクニックをご紹介しました。もちろん、月500円課金してサービスをフルに使うというのもあると思います。ただ、月500円ということは、年額6,000円ということになります。そこまで、お金をかける価値はあるかと言われると、微妙だというのが正直なところです。

少し手間をかけることで克服できるものばかりですので、是非無料版を120%使い倒して、節約に向けて取り組みたいところです。

なんといっても最大のメリットは、自分のお金の流れを分かりやすくチェックすることができることなのですから。