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セミリタイアに必要な資産の目安は5000万円だと考える理由

セミリタイアしようと思ったときに、必ず考えるのは「いくら資産(貯金)があればいいのか」ということです。

セミリタイア、あるいはアーリーリタイアにしても、結局は「お金の問題」に還元されます。

これまで私も試算を試みてきました。

https://tiberius-caesar.com/semiretired-15years

前掲の記事では、40代でセミリタイアして、あと40年生きるとすると、4000万円あれば可能としました。

この結論自体は変わらないのですが、あくまで最低限の金額です。リアルにセミリタイアするなら、もう少しあった方がいいのではないか、具体的には5000万円は用意しておいたほうが無難ではないかと最近思い始めました。

リアルにお金が足りるかどうかも重要ですが、同じくらい「精神的」な影響も考える必要があると思います。シミュレーションでは大丈夫と理解していても、「足りなくなるのでは」という不安につきまとわれるのは、精神衛生上よろしくありませんから。

1億円は遠すぎるが、少ない過ぎるのも問題

先ほど述べたように、セミリタイアとは結局お金の問題ですから、あるに越したことはありません。

理想を言えば1億円あれば安心してセミリタイアできるのではないかと思います。

とはいえ、普通のサラリーマンが1億円の資産を作るのは至難の技です。1億円以上持っている人は、「富裕層」になるらしいです。もちろん、株式投資や不動産投資で成功する人もいるでしょうが、それも一握りです。コツコツ貯金や積み立て投資をして、辿りつくには何年かかることでしょう。

[caption id="" align="alignnone" width="800"] 出典:野村総研[/caption]

働き続ければ、いつかは到達することもできるでしょうが、その時には人生の残り時間も少なくなっているはず。自分の時間を有意義に使いたいというセミリタイアの目標の達成は不完全なものになってしまいます。

かといって、資産が少なすぎると、今度は生活費がショートしてしまうのではないかという不安にさいなまれることになります。

そのあたりのバランスをとった境界点が「5000万円」ではないかと思うのです。上記の図の定義によれば、「準富裕層」になります。多すぎず、かといって少なすぎずというラインがここにあるのではないかと思います。

1億円は遠すぎますが、それに比べて5000万円なら、なんとか手が届くのではないかと思えてきます。

資産5000万円あれば・・・

資産5000万円が適切だと考える理由ですが、仮に5000万円を投資して年3%の配当がもらえるとします。

すると、年150万円の配当収入が得られます。税金を考慮すると、120万円です。

月10万円で生活することができれば、配当収入だけでも生活をすることが可能です。厳しければ、月5万円でもバイトやパートで加えれば180万円になります。

セミリタイア生活の生活費の目安は、150万円くらいだと考えているので十分生きていけると思います。

https://tiberius-caesar.com/seikatsuhi-semiriaia-sishan

もちろん、実際には全資産をリスク資産である株式に突っ込むということは考えにくいですが、最終手段としてこういうことも可能ということ。潜在的に年120万円得られる手段が手元にあると思えば、精神的にもよいのではないかと思います。

あとは、シミュレーションで出した4000万円という数字に、プラス1000万円という感覚。4000万円でもなんとかなるが、余裕を見てプラス1000万円と考えれば気持にも余裕が出るはず。なにごとも、少しバッファを持たせておくのが計画を立てるときの鉄則です。

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当面の目標は、5000万円

ということで、当面の目標は5000万円ということで、取り組んでいきたいと思います。

ただ、考え始めると5000万円でも少ないんじゃないかという考えも頭をよぎります。世間一般的には、5000万円でも「そんなのムリだよ」と一蹴されそうです。

実際に5000万円に到達したときにどんな心境になるか。これで大丈夫と・・・とはたぶん思わないんではなかろうか。心配性を自認しているので、おそらく「もう少し余裕をみて6000万円かな・・・」なんて、考えることが想像できます。

結局、いくらあっても不安になるのかもしれません。必要最低限の資産とともに、「エイヤッ」と思いきる勇気も必要なのでしょうね。

https://tiberius-caesar.com/genjouiji-baiasu-semiritaia