セミリタイア生活における配当金を狙った投資をしよう
私が想定しているセミリタイア生活は、それまでに作った資産の取り崩しと何らかの形で得た収入で生活していくことを想定しています。
一方、セミリタイアというと、いわゆる「不労所得」で生活しているというイメージがあります。例えば、株式を所有して配当金を得たり、不動産を所有して家賃収入を得るといったような。
セミリタイア生活において不労所得があれば、それに越したことはないように思います。例え小額でも安定したキャッシュが入ってくるのは悪くないように思います。
そこで、今回はセミリタイア生活における配当金・不労所得をどう得るかを考えてみたいと思います。
不動産は難しい
不労所得の代表といえば、不動産でしょう。うまくいけば、家賃収入だけで生活をまかなうこともできます。
しかし、その一方で投資対象としてはリスクが大きいように思います。初期投資のためには、借り入れ(ローン)をすることがほぼ必須です。
借り入れをしてレバレッジをかける分、うまくいけばリターンは大きくなりますが、失敗すれば損失が膨れ上がります。
また、不動産経営というといろいろと面倒(入居者の対応など)なイメージがあります。もちろん、管理業者に一任するという方法もあるでしょうが、手間がかかるのは否めません。会社員が片手間にできるとは思えません。
もちろん、セミリタイア後に始めるという選択肢もありますが、そうなると借り入れをすることは困難になるでしょう。
不動産で不労所得を得るというのは、ハードルが高いと思います(特に私のような臆病者には)
株式の配当金ならどうか?
そこで、次に考えるのが株式を所有することによる配当金です。
株式投資であれば、信用取引をしない限りは、投資額以上の損失が出ることはありません。
また、ネット証券会社を通せば売買も簡単ですし、管理も簡単です。その意味で、会社員でも手軽に始めることができます。
不労所得として現実的なのは株式保有による配当金になるかなと思います。
では、具体的にどんな株式を買えばよいのか。そして、どれくらいの金額の配当を得ることを目標にするかを考えないといけません。
私が選らんだのは海外ETF
ということで、私は資産運用としてインデックス投資をメインにしていますが、同時に配当金を得る目的で海外ETFの積立もしています。
ETFは上場投資信託のことですが、配当金もちゃんと支払われます。
私が買っているのは具体的には「HDV」という銘柄です。
https://tiberius-caesar.com/hdv-kousei-meigara
配当利回りは、3.5%くらいです。ですので、100万円分持っていると年間3万5000円(税別)くらいの配当金がもらえる計算になります。
ただし、アメリカのETFですから「ドル」での配当金になりますが。
なぜ、HDVを選んだのかということですが、
- 高配当であること
- アメリカを代表する企業で構成されていること
配当金目的なのですから、「高配当」は魅力的です。銘柄自体の値上がりを狙うというよりは、配当をその都度もらう(利益確定)していると考えてもいいかもしれません。
投資先についてですが、配当狙いであれば日本の個別株でも配当の高い銘柄はあります。それでも、日本ではなくアメリカを投資先に選らんだのは、日本の企業に将来性があまり感じられなかったからです。
配当目的である程度長期に所有するのですから、将来性は大事です。また、アメリカの企業は配当にも力を入れています。HDVを構成している企業もそんな企業が多いです。日本の企業は、配当をすぐ減配してしまうイメージがあります。
また、個別のアメリカ企業の株ではなく、ETFを選らんだ理由ですが、単純にリスク分散です。HDVは、定期的に銘柄を入れ替えてくれるのもいいですね。
目標は500万円
配当金でどれくらいを想定するかですが、セミリタイア後の生活費は月に6万円くらい稼げればいいと思っています。
https://tiberius-caesar.com/semiretired-15years
年間で72万円。残りは取り崩しを想定しています。
もし、500万円分のHDVがあれば、年間の配当金は約175,000円(3.5%として計算)、月額にすると約14,000円です。
特に根拠はありませんが、配当金があると考えると残りは月に4万5000円くらい稼げればいいことになります。
これくらいなら簡単なバイトでも何とかなるかなと思ったり。
とはいえ、「積立ができれば」の話ですからセミリタイアを見越してHDVの積立も少しずつやっていきたいと思います。