トラピックスのツアーで行くコロッセオの豆知識
トラピックスのイタリアツアーでは、ローマの象徴「コロッセオ」を訪れるものがほとんどだと思います。
そこで、せっかく行くのですからコロッセオの基礎知識を頭に入れた上で鑑賞すれば、より楽しめると思います。
コロッセオの歴史
古代ローマでは、「円形闘技場」というものが各地にあり、そこではグラディエイターという剣闘士が生死をかけた戦いを繰り広げていました。剣闘士同士だけではなく、ときにはアフリカから連れていたライオンなどの猛獣と戦うこともあったようです。
円形闘技場で繰り広げられるスペクタクル。ローマ人にとってのエンターテインメントだったというわけですね。
こうしたイベントは、民衆の人気を得られるため、選挙での得票を狙って政治家が自費で大会をプロデュースしたり、帝政期になると皇帝が開催するようになります。
そして、世界の都ローマにもそれにふさわしい円形闘技場を作ろうということで建設されたのが「コロッセオ」なのです。
西暦72年にときの皇帝ヴェスパシアヌスが着工させ、西暦80年に息子の皇帝ティトゥスのときに完成します。
完成したのが、今からおよそ2000年前ということですね。2000年前といえば、日本は弥生時代です。我々の先祖がほったて小屋に住んでいたときに、あんな立派な建造物を作っていたのですから、その技術力の高さが分かりますね。
その後、ローマ帝国が滅亡(西ローマ帝国の滅亡は5世紀ころ)したあとは、メンテナンスされなくなります。そして、中世の時代には、建築資材として切り出されていってしまいます。
つまり、今残っているコロッセオは、決して2000年の間に風化しただけではなく、人為的に切り出されたあとの「残骸」なのです。
コロッセオの名前の由来とは?
「コロッセオ」と呼ばれていますが、正式名は「アンフィテアトルム・フラヴィウム」、フラヴィウス円形闘技場という意味です。
フラヴィウスというのは、建設を命じた皇帝ヴェスパシアヌスの家門名(名字のようなもの)です。
コロッセオと呼ばれるようになったのは、円形闘技場の近くに5代皇帝ネロの巨像(コロッスス)が建っており、それにちなんだニックネームで呼ばれるようになったみたいです。
コロッセオの特徴
コロッセオには、約5万人の観衆を収容できたそうです。
舞台には、下からせりあがって剣闘士や猛獣が登場する演出があったり、天幕を張って「ドーム」のようにする仕組みもあったようです。
人間と比べればその大きさが分かりますね。
トラピックスのツアーでは
トラピックスのイタリア8日間ツアーでは、コロッセオの入場観光はありません。
コロッセオの外観およびその周辺を鑑賞することになります。ホントに近いところで見上げるように見ることができます。そして、コロッセオの周囲をぐるりと一周そてその大きさを体験することができます。
コロッセオの近くには、皇帝コンスタンティヌスの凱旋門もあります。
もしも、コロッセオに入場鑑賞したい場合には、1日自由行動のときに自分でチケットを買って入場する必要があります。
ちなみに、入場料は1人12ユーロ。同じチケットで、コロッセオのすぐ近くのフォロ・ロマーノとパラティーノの丘にも入場することができます。
コロッセオを含むローマの体験記
ローマのツアー体験記はこちら
https://tiberius-caesar.com/italia-trapics-tour5
自由行動でのコロッセオの体験記はこちら
https://tiberius-caesar.com/italia-trapics-tour6
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