映画館でポップコーンを買うという愚行
必要なものを買うなとは言わないけど、必要でないものまで買うのは考えものだぞ ー 野原ひろし
映画館でポップコーンを買いますか?
先日、久しぶりに映画館で映画を鑑賞してきました。映画鑑賞は、ほぼ引きこもりに近い私の貴重な娯楽です。書籍の購入以外では、「まともな」支出と言えるでしょう。まあ、そんなに頻繁に行くわけではありませんが。
観に行ったのは、現在公開中の「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」です。ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ作品の2作目です。
感想は、「うーん・・・」という感じ。前作の内容をおさらいしてから見たほうがよかったと思いました。内容が、頭に入ってきませんでした(涙)
映画の感想はさておき、今回は映画館での支出について考えたいと思います。
映画を鑑賞するための料金は当然かかります。一方で、売店でポップコーンやジュースを買う人もいます。私は、個人的には、ニオイやガサガサという音がするので、できればやめてほしいと思います。隣に、デッカいポップコーンのバケツを持った人が座ると、「今日はハズレだ・・・」と思ってしまいます。
劇場にポップコーンを持ちこむことの是非は、置いておいて、映画館でポップコーンを買うことの経済的な意味を考えてみましょう。
映画館の売店は割高すぎる!
私がよく行く映画館では、ポップコーンMサイズで400円。
ソフトドリンクMサイズで350円。
ポップコーンMサイズとソフトドリンクMサイズのセットで700円などとなっておりました。
・・・・・高っ!と思いませんか?
ジュースなんて、近所のスーパーに行けば2リットルで、150円くらいでも買えたりします。映画館のジュースも中身はそれと大して変わらないでしょう。さらに、大口で入荷しているはずですから、原価はもっと安いはずです。
ポップコーンにしても、トウモロコシにちょっと塩でもふって炒っただけのもの。ボリュームの割に中身はありません。それが、400円もするなんて!
ポップコーンを買う場合は、飲み物も欲しくなりますから、必然的に超割高なソフトドリンクも買うことになります。そうすれば、700円も余計に払うことになるのです。
一回の鑑賞で、2,500円も使っているのです!
しかし、多くの人が、疑うことなく購入しているのですから不思議なもんです。
結論:映画館でポップコーンを買うのは、愚行
映画館の中で過ごす時間は、たかだか2時間余りです。その2時間あまりのために、ムダに割高なものを買うのは、どう考えても「コスパ」が悪い。おなかがへったなら、映画を観る前か観た後に、食事をとればよいだけです。
おそらく、こうした金銭感覚の違いが、のちのちの資産の違いを生むのでしょう。映画館のポップコーンという些細なことですが、これを買わない人は、本当に必要なものにお金をかけて、きちんと資産形成ができる人だと思います。
一方で、そんなことは微塵も考えず、当たり前のように割高な商品を買うような人は、資産形成には向いていないでしょう。まあ、映画館の経営者は、喜ぶと思いますが・・・
もちろん、ポップコーンを買う買わないは、人それぞれの自由です。割高だと分かっていても、それがなければ映画じゃない!みたいな人がいても、なんの問題もありません。
ただ、私が言いたいのは、経済合理的な行動ではないということ。そんなものにお金をかけているようでは、まともに資産形成できない可能性が高いということ。
そんなことは、「余計なお世話」であることは重々承知しております。
まあ、私はゼッッタイに買うことはないでしょうが。