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【初心者】投資信託の選び方のコツとポイントを紹介します

「缶ジュースの自動販売機、どうしても欲しいものが2つあったとします。ホットコーヒーと烏龍茶、どっちを飲もうかって迷ってしまう時ってありますよね。そういう時はこうやって2つのボタンを同時に押す。すると無意識のうちに本当に欲しい方のボタンを先に押してしまうって言うんですが…まあ、お試し下さい。二者択一と言えば…」ー 古畑任三郎

前回、私がどのような地域にどのくらいの割合で、投資をしているのか紹介しました。今回は、具体的にどの投資信託を購入しているのか、どのような基準で選べばよいのかご紹介したいと思います。

選択肢が多いことはよいこと?

一般に、選択肢が多いことはよいことだと思われているのではないでしょうか。選択肢が多いほうが、自分に適したものがある可能性が高いと考えられるからです。

しかし、実は選択肢が多いことは必ずしもよいとは限らないという研究があるのです。例えば、ある実験では、お店でジャムを販売するときに、6種類しか売らない場合と、24種類売る場合を比較すると、以外にも6種類のほうが、売上がよかったというのです。これは、選択肢が多すぎると、人は迷ってしまって決断できないということでしょうか。

投資信託と一口に言っても、日本で買えるだけでも、何種類くらいあるのでしょうか。数えたことがありませんので、正確な数は分かりませんが、ある書籍では、6,000種類くらいあるとのこと。ジャムの比ではありませんね。

これだけ、数があると、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。自動販売機で、ホットコーヒーか烏龍茶か選ぶのとは、訳が違います(笑)しかも、こっちは大事な資産を託す先を選ぶのですから、さらに悩んでしまいます。

そこで、どんな投資信託を買えばよいのか、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

買うべき投資信託の条件は?

  • まず、投資信託を選ぶ条件として、「ノーロード」のものにします。

「ノーロード」とは、購入時に購入手数料がかからないものを言います。投資信託は、普通の株と同じように購入手数料がかかるものが多いのですが、中にはこれがかからないものがあります。

手数料がかからないなら、それに越したことはありません。絶対に、ノーロードのファンドを買いましょう。ネット証券では、ノーロードのファンドを多く扱っていますが、いわゆる大手証券会社やゆうちょ銀行などが、勧めてくるファンドは大抵は、購入手数料がかかるものばかりです。これらは、大抵1~3%くらい取られます。購入した瞬間に、マイナス3%になってしまうのです。これほど、バカバカしい話はありません。

こうするのは、手数料を稼ぎたいからです。店頭がある会社は、店の維持費や人件費がかかりますから、いわゆる「ボッタクリ」商品を売り付けようとするわけです。

間違っても絶対に、店頭に相談に行くことはやめましょう。カモがネギを背負っていくようなものです。

  • 「信託報酬」の低いものを選ぶ。

「信託報酬」とは、簡単に言えば、運用してもらっていることに対する経費です。購入額の〇%という形で、継続的に発生します。

これも、低いに越したことはありません。インデックスファンドのほうが、アクティブファンドより安いです。インデックスファンドが、だいたい年0.1~0.3くらいなのに対して、アクティブファンドは、年1%を超えるものが大半です。

アクティブファンドの運用成績は、サルにダーツを投げさせたのと変わらないのですから、経費の安いインデックスファンドを買いましょう。

 

上記2点を意識して、選ぶとよいと思います。実は、みたてNISAの対象として選ばれているファンドは、「ノーロード」のものしかありませんので、その中から「信託報酬」や投資先の地域などを勘案して選ぶと効率的に選ぶことができます。

とはいえ、つみたてNISA対象のファンドでも、100本以上ありますから、これでも選べないという方もいるかもしれません。そこで、私の勝手な個人的主観でおススメ(つまり、私が買っている)ファンドをご紹介したいと思います。

買うべき投資信託はコレだ!

eMAXIS Slimシリーズ

  • 国内株式(TOPIX) (0.159%)
  • 先進国インデックス (0.1090%
  • 新興国インデックス (0.189%)
  • 米国株式S&P500インデックス (0.160%)

三菱UFJ国際投信が販売するeMAXIS Slimシリーズです。()内は、2018年11月現在の信託報酬手数料です。

https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/index.html

業界の最安値(信託報酬)を目指すと宣言しているファンドで、実際に他社のファンドが信託報酬を引き下げると、それに追随して値下げして、最安値を維持するなど、投資家にとってうれしい姿勢です。

種類も多く、このシリーズを組み合わせれば、国際分散投資を自分の好きな割合ですることができます。また、全世界パックのファンドもあり面倒くさい人は、これを買っておいてもよいかもしれません。

楽天バンガードファンドシリーズ

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(0.2296%)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(0.16960%)

楽天投資顧問団が販売するファンドです。

https://www.rakuten-toushin.co.jp/beginner/special/vanguard/

アメリカのバンガード社が販売するETF(上場投資信託)に間接的に投資できるファンドです。こちらも、低コストです。

私は、現在、月に12万円積み立てしています。(つみたてNISA、iDeCO含む)

これで、アメリカ:先進国(日米除く):日本:新興国=7:1:1:1になります。

来年は、つみたてNISAの枠を、米国株式S&P500インデックスに変更しようと思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか。参考になれば幸いです。

ただし、あくまで投資判断は自己責任になりますので、あしからず。