絶景!ヴェネツィアを代表するリアルト橋と大運河を満喫!
イタリアの中でも屈指の観光地であるヴェネツィア。トラピックスのイタリアツアーでももちろん組み込まれていることがほとんどです。
私も参加したイタリア8日間ツアーでも、もちろんヴェネツィア観光が組み込まれていました。
トラピックスのヴェネツィア観光の詳細はこちらをどうぞ。
ただし、一つだけ残念なことというか、気をつけないといけないことがあります。
それは、「リアルト橋」は案内してくれないということです。ただし、自由時間を使って自分で見に行くことはできます。
今回は、自由時間にリアルト橋に行ってきたので、そのことを書いていきたいと思います。
トラピックスのツアーではリアルト橋は行きません
ヴェネツィアの観光スポットと言えば、ナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称したサンマルコ広場、そしてサンマルコ寺院。かつてヴェネツィア共和国の元首官邸だったドゥカーレ宮殿などがあります。
トラピックスのツアーでは、サンマルコ広場やサンマルコ寺院を観光するのは先ほどの記事のとおりです。ドゥカーレ宮殿もサンマルコ寺院のすぐそばなので、外観を見ることはできます。
リアルト橋もヴェネツィアを代表する名所なのですが、なぜかトラピックスのツアーでは案内してくれません。
サンマルコ広場周辺に大体のものが集まっているので、しょうがないと言えばしょうがないのかもしれませんが。
リアルト橋とは?
まず、そもそもリアルト橋とはどんなところなのでしょうか。
リアルト橋は、ヴェネツィア本島を逆S字の形に流れるグラン・カナッレ(大運河)にかかる大きな橋です。
かつてヴェネツィア共和国が、地中海交易で繁栄していた中世の時代には、この運河沿いとリアルト橋の周辺が交易商人たちが集まる一大取引の中心地になっていました。当時最先端の銀行が軒を連ねる一角だったようです。
「ローマ人の物語」で有名な塩野七生氏の「海の都の物語」によれば、
当時のリアルト橋は、現代のわれわれが、シティとかウォール・ストリートとかいう言葉を聴くと感じるのと同じ感じを、北はロンドンから南はカイロに至るまでの商人に与えたのであろう。 ウォールストリート・ジャーナルほどではないにしても、リアルト・ジャーナルと呼んでよいものまであった。
つまり、リアルト橋は地中海交易で繁栄した共和国の経済の中心地だったということですね。まさに、交易立国ヴェネツィアを代表する場所だということです。
そうであれば、是非行ってみたいものです。
30分の自由時間の間に突撃!
トラピックスのツアーでは、ヴェネツィアで30分ほどの自由時間がありました。そこで、リアルト橋まで行ってみることにしました。
地図で見る限り、リアルト橋までは歩いて10分くらい。ツアーでも案内してくれたらいいのになあ。
サンマルコ広場にある時計塔(写真右側の青色の丸いところが時計)の建物の横道から進んでいきます。
広場から一歩道を入ると、まさに裏通りみたいな細い道が網の目のように張り巡らされています。そこを進んでいきますが、親切なことに「→FOR RIALTO」という看板が、(遠慮がちに)ところどころ設置してあるので、それを辿りながら歩いていけばリアルト橋まで行くことができます。
ただし、本当にそれとなく案内看板があるので、次の看板がどこにあるのか分かりにくく、何度か行ったり来たりしてしまいました。スマホの地図アプリがあれば簡単なんでしょうが、海外では使えないのでちょっと不安でした。
本当に道が入り組んでいて、この道で合っているんだろうかと不安になります。集合時間もありますし、集合場所に帰れるだろうかと不安になるほど。方向感覚に自信のない場合は、ムリして行かないほうがいいかもしれません。
いつの間にかリアルト橋の上に!
不安になりながらも進んでいくと、ものすごい人だかりのスポットにたどり着きました。なんだなんだと人込みを縫って進んでいくと、とてもきれいな景色が。
どうやら、いつの間にかリアルト橋に到着していたみたいです。まさにここが、リアルト橋の上だったのです。
真ん中を流れるのが、大運河です。かつては、地中海、アドリア海を股にかけて交易していたガレー船が行きかっていたことでしょう。
そして、大運河沿いに立ち並ぶ建物は、当時からあまり変わっていないようです。まさに、海の都、水の都であるということが実感できますね。
リアルト橋に行く場合は事前に準備を
ということで、リアルト橋観光記録でした。
トラピックスのツアーでも自由時間を使って行くことは可能です。ただし、時間も限られていること、道がややこしく迷う可能性が高いこと、道が細く人で混んでいて思うように進めないことなどを考えると、「なんとなく行ってみる」ことは危険です。
戻れなくなると、ツアーのほかの参加者にも迷惑をかけることになります。
ですので、もしリアルト橋に行ってみたい場合には、事前に下調べをしておくことをおススメします。グーグルマップなどで、ルートを確認しておきましょう。
もし、行くことができれば、ヴェネツィアを代表する美しい景色を見ることができることは保証します。
ツアーでの観光はこちらをどうぞ。