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会社に行きたくないと思ったら考えてほしいこと

私はこのブログのタイトルにあるように、常々「会社に行きたくない」と思っています。もう少し、突き進めて、なぜ行きたくないのかを考えてみると、ほとほと自分が甘えた情けない人間だなあと思うのです。

まず第一に、1日のうちのおよそ3分の2の時間を会社関連のことで、占有されてしまうのがすごくイヤだから(なにせ、人生の時間は有限なのです!)

第二に、飲み会などのどう考えてもお金と時間のムダが発生するのがすごくイヤだから(なにせ、人生の時間は有限なのです!そして、イヤなことにお金を使いたくない!)

第三に、働くことが無性にむなしく感じているから(なにせ、商品をどれだけ売ろうが、資料をどれだけ作ろうが、究極的にはすべてどうでもよいから。いずれ人類は滅亡するし、地球もなくなるのにそんなことにどういう意味があるのというのか?)

こんな感じのことをいつもいつも考えながら通勤しています。これもイヤ、あれもイヤと、なんと自己中心的なのでしょう!でも仕方がありません。事実そうなのですから。

このブログを訪問された方も、大なり小なり同じようなことを考えているのではないでしょうか。そこで、今回はそんな思いを持っている方に考えてほしいことをお伝えしたいと思います。

「会社に行きたくない」という感情を大切にするべき

世の中には、会社が楽しくて楽しくて仕方がないという人もいるでしょうが、極めてまれな存在でしょう。ほとんど、会社なんてできれば行きたくないと思っている人が大半だと思います。

しかし、会社に行きたくないという人でも、2つの種類があるように思う。

一つは、「そうは言ったて、働かないと生活できないしな。世の中には、働きたくても働けない人だっているんだ。仕事があるだけありがたいじゃないか。さあ、今日も仕事、仕事!」と、自分に言い聞かせて、脳裏をよぎった「青臭い考え」を振り払うといった感じの人。

こういう人は、健全な常識人であり「まとも」な人であり、「おとな」な人なのでしょう。通勤の帰りの電車の中で、ふっと会社に行きたくないなと思うことはあっても、「そんな考え、馬鹿げてるよな」といって、変なものでも見てしまったかのように、その考えにふたをする。なかったことにするのです。

一方、私のようにこういうことができないひともいる。どう考えても、1日の3分の2を自分の人生と関係ないことに取られてしまうのが、不条理だと思ってしまう。なにをしてもむなしく感じてしまう。このまま40年も働き続けて、そして死んでしまうという人生ってなんなんだ!という思いが、どうしても頭に浮かんできてしまう。

ある意味では、精神的に未熟で「おとな」になれていないということかもしれません。でも、事実そうなのだから仕方がないではないですか!どうせ、最後には死んでしまうのですぞ!

前者の生き方も、それはそれとしてあり得るものでしょう。というか、そちらのほうが圧倒的マジョリティーです。でも、私は後者のほうが、最終的には「豊な」人生を歩めるのではないかと思うのです。前者は、本当の気持ちにふたをして隠してしまっている。自分の気持ちにウソをついている。確かに、この生きづらい世のなかを生き抜いていくためには、必要な技術なのかもしれない。

それでも、あえて私はそうではない生き方をしたい。「会社に行きたくない」という生の感情を大切にしたいと考えています。そうすることで、なぜ生きているのか、生きることに意味はあるのか、この世に生まれそして死んでいくという残酷な事実を直視すること、考えることでより豊かな人生観を持つことができるのではないかと思うのです。

会社に行きたくないなら、行かずに済む方法を考えよう

そして、会社に行きたくないという感情を常に意識することで、次のステップへ行くことができます。会社に行きたくないなら、行かずに済む方法を考えようということです。それこそが、私が「セミリタイア」をしようと決心した理由なのです。

本気で会社に行きたくないと思うからこそ、それに向けた取り組みも本気で取り組むことができます。投資をしたり、節約をしたり、そしてこのブログを始めたのもそうです。セミリタイアを決心してから、必要だと思うことをやっています。

会社に行きたくないという思いが、セミリタイアに向けた原動力となっているのです。ですから、もし会社に行きたくないという気持ちを持っているなら、その気持ちを大切にしてほしいと思います。その気持ちこそが、新しい人生を始めるための原石なのです。それを磨き上げてセミリタイアという人生を手に入れること、それが私の目標です。