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セミリタイアに向け「自分を虚しくする訓練」を積む

セミリタイアを目指しているティベリウスです。

セミリタイアを目指すにあたって、私が必要だと思うことが「自分を虚しくする訓練」です。

セミリタイアするためには、捨てなければならないことがあります。何かを得るためには、何かを捨てなければなりません。トレードオフと言ってもよい。

捨てなければならないこと、まず一つは「物欲」です。そして、もうひとつが「自己承認欲求」。

この2つの欲はセミリタイアを目指すには不要です。それらが不要な生き方ができれば、きっとセミリタイアの実現もぐっと近づくはずです。

そういう心持を得る訓練、それが「自分を虚しくする訓練」なのです。

ステップ1:物欲をなくす

セミリタイアを目指すにあたって問題となるのは「お金」です。セミリタイアというのは、結局は「お金」の問題に還元されます。

セミリタイアを目指して資産を形成するという場面、そしてセミリタイアした後はできるだけ低コストで生活していくという場面。

まあ、要するに「あまりお金を使わない」ライフスタイルが必要になるということです。

もちろん、お金を使うことを我慢しないというセミリタイアスタイルもあり得るでしょうが、その場合はセミリタイアを達成するのにさらに多くの資産が必要となります。

できるだけ早くセミリタイアしたいと思えば、やはり「お金をあまり使わない」ライフスタイルの確立が近道となるでしょう。

そこで、「自分を虚しくする訓練」を積むことによって、そうしたライフスタイルを作ることができるのです。

私が考える「自分を虚しくする」とは、この世のあらゆるものを「虚しく」感じるようにするということ。

所詮多くのものはなくたって構わないのです。なければ死んでしまうものなんてほんとうに限られています。

買ってもどうせ最後には「ゴミ」になるだけ。

人生もいつか終わるし、人類もいつか絶滅し、そして地球も消滅して人類が宇宙に存在した痕跡も跡形なくなくなるのです。

そう思うとなんだか「虚しく」なって、そんなにモノが欲しい気持ちがなくなってきませんか。

何かを買おうとする前に、一歩立ち止まって、「それがないと困るか?」と考える。よく考えれば多くの場合は「なくてもなんとかなるか」となるのです。

https://tiberius-caesar.com/mudazukai-fusegu

ステップ2:自己承認欲求を無くす

次に、自己承認欲求とは、他の人によく思われたいという気持ちです。

人間は、群れで生きている動物なので、他人の視線がとても気になるのです。そのために、よい評判、よい評価を得ようと絶えず試みている。

しかし、セミリタイアにおいてはそのような活動はまったく無用です。セミリタイアという生き方自体が、世間的には「ダメな」生き方という烙印を押されるでしょうし、常識的に考えて「良い」評価が得られるとは思われません。

それは、自己承認欲求の最たるものが「肩書き」であるからです。「どこそこに勤めている」とか、「課長や部長という役職についている」とか・・・

セミリタイアすればそうしたプラスのイメージがつく「肩書き」はことごとく失われ、「無職」「非正規」といったマイナスのイメージの肩書きを背負うことになります。

人からよく思われたいという欲求、虚栄心といってもよいかもしれませんが、そういったものがあるうちはセミリタイアは無理でしょう。

ですので、本気でセミリタイアしたいならばそのような自己承認欲求をなくす必要がある。もちろん出世もしないし、人からどう思われてもよいという覚悟が必要になるのです。

「出世ゲーム」「人からよく思われたいゲーム」が心底虚しくなったとき、それがセミリタイアを目指すものの至る境地なのです。

https://tiberius-caesar.com/sekentei-semiritaia

慣れればそれが普通になる

「自分を虚しくする訓練」などと、大げさなことを言いましたが、やることは至って簡単です。

150億年にわたる宇宙の歴史の中で、たった100年足らず与えられた時間を生きていること、そして、地球も含めてすべてのものはどうせこの世界から跡形もなく消え去ってしまうことを常に意識するのです。

そうするとあらゆることが虚しくなります。

慣れてしまえばなんということはありません。さらにあらゆることが虚しくなり、ますます早くセミリタイアしたくなるでしょう。