つみたてNISAの楽天カード払いで上限額まで使えない問題発生!
昨年2018年から始まったつみたてNISA。私も、セミリタイアに向けた取組の一環として、昨年から始めています。
一方、楽天証券では、昨年10月から楽天カードを使った投資信託の買い付けで、月額5万円を上限に、買い付け金額の1%分の楽天ポイントを付与するというサービスを開始しています。上限いっぱい使えば、月に500ポイント、年で6,000ポイントをゲットすることができます。
この制度を活用するために、私はつみたてNISAの口座をSBI証券から楽天証券に移し、楽天証券で投資信託の積み立てをすることにしました。
先日、2019年のつみたてNISAの設定をしたのですが、ちょっと困ったことに気がつきました。
それは、場合によっては、つみたてNISAとポイント狙いの楽天カード払いの相性がよくないということです。
そこで、ケースごとにつみたてNISAの楽天カード払いについて検討したいと思います。
ケース1:つみたてNISAだけ使う場合
まず検討するのは、つみたてNISAのみで、それ以上の投資はしない場合です。具体的には、つみたてNISAの年額上限の40万円のみ投資するというケースです。
この場合、例えば月の積み立て額を3万円、ボーナス月の6月と12月は上乗せして5万円とすれば、ちょうど年額40万円になります。(3万円×10月+5万円×2月)
さらに、月の積み立て額がボーナス月でも5万円に収まっていますから、これを楽天カード払いにすれば、積み立て額の1%の年4,000ポイントを得ることができます。
楽天カード払いの上限額はMAXで使用できませんが、元々つみたてNISAの上限額しか投資しないのですから問題はありません。
一方、問題が発生するのは次のような場合です。
ケース2:月の積み立て額が5万円以上の場合
次に考えるのは、月の積み立て額が5万円以上になる場合です。具体的には、つみたてNISAの枠を最大で使いながら、かつそれ以上の積み立てもしたい場合です。つまり、つみたてNISA+特定口座でも積み立てをしたい、そういうケースです。
この場合、月の積み立て額が5万円を超えるわけですから、楽天カード払いもMAXで使いたいですよね。
ところが、ここで問題が発生します。
つみたてNISAと楽天カード払いの両方をMAXにすることができないのです。
もし、つみたてNISAを月3万円、特定口座で月2万円とします。この場合、楽天カード払いはMAX5万円にできますが、つみたてNISA枠は36万円となり、4万円が残ってしまいます。
つみたてNISAの月額を33,333円にすれば、総計399,996円になりますが、それでも4円残ります(もったいないし、なんか気になる!)また、特定口座の月額も16,667円になってなんだか気持ち悪い。
そう、つみたてNISAと楽天カード払いの両方を上限いっぱいに使う積み立て方法がないのです!
せっかくつみたてNISAでポイントをもらおうと思ったのに、なんだか腑に落ちない感じです。
つみたてNISAの上限額が12で割れないのが原因
なぜ、こんなことが起こるのかというと、そもそもつみたてNISAの上限額40万円が12で割り切れないのが原因なのです。
「つみたて」といっているのですから、毎月均等にできるように上限額は12で割り切れるようにしたらよいと思うのですが、そうはなっていません。ですので、33,333円などという中途半端な数字が出てきたり、ボーナス月だけ上乗せするといったような小細工をしなければならないのです。
そのおかげで、楽天カード払いの上限を満たす積み立て方ができないのです。
結局、私はつみたてNISA枠で楽天カード払いすることをあきらめて、つみたてNISAは通常の証券口座からの引き落とし(ボーナス設定あり)とし、特定口座の方で楽天カード払いのMAX5万円を使うことにしました。
うーん、ちょっと考えていた計画と違った形になってしまいました。願わくば、つみたてNISAの上限額が12で割り切れるように上限額の拡大をしてほしいものです。