【実録】楽天証券でiDeCo(イデコ)の申込から手続き完了までの時間
これから資産運用の一環として、iDeCo(イデコ)を始めることを考えている方も多いと思います。
運用益は非課税ですし、毎年掛金の全額が所得控除されて、所得税が安くなる節税効果もあって、はじめる人が増えているようです。
そこで、気になるのが手続きにどれくらいの時間がかかるのかということではないでしょうか。
やろう!と思えばすぐにできるものなのか、それともある程度時間がかかるのか・・・
私は、昨年からイデコを楽天証券で始めたのですが、そのときにかかった時間などを今回はお伝えしたいと思います。
楽天証券への申込み手続き
イデコをしようと思えば、どこかの金融機関に口座を開く必要があります。金融機関によって扱っている運用商品が違ってきますから、ここは慎重に選ぶべきです。私は、楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)で運用したいと思っていたので、楽天証券に口座を開設することにしました。
まずは、楽天証券からイデコ口座開設に必要な書類を入手します。これが、ネットから申し込めば、数日で届きます。
次に必要なのが、事業主(つまり勤務先)からハンコをもらう必要があります。私は、事業主払いという形で、給与から天引きで掛金を拠出することにしていたので、勤め先に依頼して書類に印鑑をついてもらう必要があります。ここが一番面倒臭いところですが、ここを乗り越えれば後はとくにすることはありません。
私の場合は、4月の上旬に勤め先に依頼して、中旬に楽天証券に書類一式を送付しました。基本的に、手続きはここまでで、あとは楽天側で処理が行われるのを待つだけになります。
最初の給与天引きは6月、買い付けは7月でした
で、ここからが意外に長いです。
5月はまったく音沙汰なし。給与も普通に支給されて、天引きはされていませんでした。2カ月くらいかかると聞いていたので、そうだろうなと思いながらホントに手続きが進んでいるのか、若干疑心暗鬼になっていました。
そして、6月になっても音沙汰なし。大丈夫かなと思っていましたら、6月の給与明細を見ると、なんと確定拠出年金が引かれていたのです。それも、2万円も。
私は、月の掛金を1万円に設定していたのですが、初回はどうやら2カ月分まとめて引き落としされたようです。
そして、それと前後して6月20日に楽天証券から手続きが完了した旨のメールが届きました。いやぁ、長かったですね。4月下旬に楽天に申請書類を送りましたから、ちょうど2カ月です。
しかし、最初の2万円はしばらくそのままで、投資信託の買い付けが行われません。そのまま待っていると、7月の中旬にようやく最初の買い付けが行われたのです。手続きを開始してから3カ月が経とうとしていました。
手続きは意外と時間がかかるので余裕をもって申請を
ここまでの内容をまとめます。
楽天証券へ申請書一式を送付 | 4月下旬 |
掛金の初回引き落とし | 6月中旬 |
楽天証券から手続き完了の連絡 | 6月20日 |
初回の買い付け | 7月中旬 |
こうして見ると、意外と時間がかかっていることが分かると思います。手続きを始めて、実際に投資信託を買い付けして運用が始まるのが、約3カ月後になるということですね。
春に手続きをして、もう初夏になっちゃってますね。イデコは、国民年金基金連合というところで手続きをしてもらわないといけないので、時間がかかってしまうようです。ですので、これは楽天証券に限ったことではなく、どこの証券会社でも似たようなものになるのではないかと思います。
イデコは、60歳まで引き出しができないということを除けば、非常に有効な資産形成のツールになるでしょう。節税効果もありますし、検討に値する制度だと思います。
今から口座を開設するなら、楽天証券に加え、ラインナップを充実させたSBI証券も有力候補になるでしょう。SBI証券に新設されたセレクトプランでは、業界最安値を常に目指すeMAXIS Slimシリーズを買うことができるので、今からイデコを始めるならSBI証券が最有力一番手というところでしょうか。
もし、イデコを始める場合は、余裕をもって手続きを行いましょう。