ケチはセミリタイアの始まりだと思う
「ウソは泥棒の始まり」ということわざがありますが、最近、「ケチはセミリタイアのはじまり」ではないかと思い始めています。なにせ、自分自身がそうなので。
セミリタイアするにはそれ相応の資産を築く必要があります。もちろん、投資などの資産運用で増やすことも大切ですが、うまくいくかどうかは分かりません。
資産を形成するには、運用と同時並行で、支出を抑えること、つまり節約家になる必要があります。
なぜなら、これが最も確実に資産を増やすことができる手段であるからです。
ですので、セミリタイアを目指す人、あるいはセミリタイアを実現した人は必然的に節約家・倹約家になるのです。
つまり、ケチになるということはセミリタイアをするための必要条件とも言えるわけで、その意味で「ケチはセミリタイアの始まり」と言えるのではないかと思うのです。
ケチとセミリタイアがどのようにつながるのか、私がセミリタイアを意識するようになった経緯を含めて書いていきたいと思います。
自分に価値があるものにしかお金を使わない
厳密に言うと「ケチ」と「節約家」は少しニュアンスが異なるような気がする。ケチというと「なにもそこまで」というくらいまでに、カネを使わない人のイメージ。一方、節約家は無駄遣いをせず、賢くお金を使っているイメージ。
おそらく、節約家の一部が「ケチ」という領域になるのでしょうが、ここではまあ大まかに節約家と考えることにしましょう。
私自身もケチだと思っていますが、なにがなんでもお金は使わないというわけではありません。
極端な話、最低限の衣食住だけにお金を使えば生きていけますからね。私も人間です。本を買ったり、映画を見たり、旅行に行くこともあります。でも、それは自分がそうしたいと思ったからであり、無駄遣いだとは思っていません。
無駄遣いというのは、買うつもりがなかったのにその場の感情で買ってしまったり、行きたくもない飲み会に参加したりとった類のもの。特に職場の飲み会なんてはらわたが煮えくりかえるような思いです。
ケチあるいは節約家は、本当に自分の必要なものにだけお金を使うことができる自己管理の達人のことなのです。
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ケチがセミリタイアを意識すると・・・
そもそも、私がセミリタイアを意識し始めたのは、会社員生活をして何年か経ったころです。就職した最初のころは、会社がイヤだなと思っても辞めるという発想はありませんでした。それが、何年か勤めてある日、ふと通帳を眺めていると、このままのペースでいけば結構な額になるんじゃないの?と思ったのがきっかけです。
そう考えると、できるだけムダにお金を使いたくなくなる。残高を減らしたくなくなるのです。残高が増えれば増えるほど、このマインドが強くなる。
元々無駄遣いをするタイプではなかったのですが(なのでいつの間にか結構貯まってた!)、ますます節約を意識するようになったのです。そして、私はますます「ケチ」になったのです。
そして、このまま資産が増えれば会社を早く辞めることができるのではないかと思い始めたという次第。その考えがが頭を占めてくると、さらに節約を意識するようになる。
自己フィードバックによって、よりセミリタイアをするための体質を手に入れたとも言えましょう。
まさに「ケチはセミリタイアの始まり」なのです。なにせ、「お金は使わないことに意味がある」とまで考えるようになるのですから。
https://tiberius-caesar.com/okane-tsukawanai-semiritaia
ムリは禁物です
とはいえ、ムリは禁物です。
ライフスタイルは人それぞれですし、ケチケチした結果ストレスを抱えてしまうのも本末転倒。
とはいえ、無駄遣いはしないに越したことはありません。お金を払う価値があるかどうかはよく考えたいものです。
私は、できるだけ早くセミリタイアしたいという思いがあるので、まったく苦にしていませんが。「自由」を買うためには、貯めまくるしかありません!
セミリタイアで買うものは「自由」そのものなのですから。