MENU

サザエさん症候群を克服するたった一つの方法

結論から言ってしまえば、「会社を辞めるしかない」というのが唯一の解決法になりましょう。

身も蓋もない結論だが、真実なので仕方がありません。

もちろん、「そもそもサザエさんを見なければいい」というのも根本的な解決法にはなりますが、それはここでは考えない。あくまで、サザエさんは見ながらサザエさん症候群を克服しなければならない。

私は、サザエさんを毎週かかさず見ています。そして、欠かさずジャンケンもしています(私はこう見えて律儀なのです!)

是非とも、サザエさんを見ることをあきらめることなく(?)、サザエさん症候群を克服したい・・・のですが、どうやらその方法は、会社を辞める以外になさそうという結論に至った次第です。

サザエさん症候群とは?

サザエさん症候群

それは、日曜日夕方6時半から放送されているアニメ「サザエさん」を見ると、翌日からの会社や学校のことを考えてしまい、憂鬱になってしまうというメンタル不調の一つです。

wikipediaによれば、

サザエさん症候群サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の日本における俗称である

サザエさんは、物心ついたころから、日曜日の夕方に放送されており、日曜日を象徴する番組です。そして、ということは次の日は必ず月曜日が始まるのです!

つまり、サザエさんを見る→次の日が月曜日→会社に行かなければならない→ストレスに襲われるというサイクルの出発点になっているのです。

パブロフの犬で有名な、条件反射行動としてからだに刷り込まれていると言えましょう。(パブロフの犬とは、エサを与えるときにベルを鳴らすと、次第にエサがなくともベルを鳴らすだけでよだれを出すようになるという有名な実験)

まあ、サザエさんとは、「日曜日の憂鬱」のシンボル的な意味合いであり、必ずしも憂鬱を引き起こすのは、サザエさんだけとは限りません。

とはいえ、休日も終わりつつある夕方6時~7時という絶妙な時間帯、そして何より郷愁を誘うようなちょっぴり寂しさを感じるエンディングを聞くと、「あぁ、休みも終わりか。そして、明日からイヤな会社か」と思わずにはいられません。

サザエさん症候群はDNAによるもの

先ほども述べたように、サザエさん症候群は「条件反射」的なものです。

これは、我々が生存に最適化するよう進化してきた動物であることを示す以外のなにものでもありません。

生き残るためには、あることから次に起こるであろうことを予測できると、とても有利になります。例えば、サバンナで草むらが揺れるという現象があったときに、もしかしたらライオンが隠れているかもしれないと推測できれば生き残る可能性が高くなります。最終的には、そういう体験を繰り返すと意識せずともからだが反応するようになります。

このような性質を持った個体が生き残るわけですから、そうしたDNAが受け継がれていくことになる。

これが、サザエさんを見ることでも起こっている。つまり、サザエさんを見るということと、ストレス負荷の大きい現象が発生する(会社に行かなければならない!)ことが、ひも付くと、体が高ストレスを避けようとシグナルを出すのです。それが、憂鬱な気分やそれに伴う体調不良という形で出るようになるのでしょう。

つまり、サザエさん症候群はDNAに刷り込まれた生き残りプログラムの結果生じる現象なのです。

克服する方法は会社を辞めること

サザエさん症候群が、DNAに由来する遺伝子プログラムの結果だとすると、もはやどうにもならない。DNAを書き換えることは不可能だからだ。

そこで、新たな条件を刷り込むしかないのだが、そのためには会社に行くことが楽しくて楽しくて仕方がないという風になればいいことになる。

サザエさんを見る→次の日から楽しい会社だ、となればサザエさんを見ても憂鬱にはならないでしょう。しかし、そんなことは100%あり得ないので却下!

残るは、会社を辞めるしか方法はありません。会社を辞めれば、サザエさんを見ても次の日もまた実質日曜日なのだから。イヤな職場、イヤな上司、イヤな同僚、イヤな飲み会がなくなれば、自然とサザエさん症候群もなくなることでしょう。

早くセミリタイアして、憂鬱な気分にならずにサザエさんを見たいものです。(そのころまで、サザエさんの放送は続いているだろうか?)